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金メッキが剥がれた!その後の修理とお手入れについて【金属アレルギーの方向け完全ガイド】

目次

金メッキとは?その構造と金属アレルギーとの関係

金メッキ(ゴールドプレーティング)は、真鍮や銅、ニッケルといったベースメタルの上に、0.1〜0.5ミクロン程度の金の層を電気的にコーティングしたものです。見た目は高価な純金に似ていますが、中身はアレルギーの原因となる金属で構成されているケースが多く、注意が必要です。

特に問題となるのは以下のような金属:

  • ニッケル:アレルギー発症率が高く、日本でも表示義務あり
  • 真鍮(銅+亜鉛):酸化しやすく、剥がれると緑青(青緑の錆)を出す
  • :皮膚と化学反応を起こしやすく、肌トラブルの原因に

金属アレルギーは、一度発症すると完治が難しく、生涯付き合うことになる慢性疾患です。予防の観点からも、メッキの劣化には細心の注意が必要です。

金メッキが剥がれる原因とは?

金メッキの耐久性はそれほど高くありません。日常生活の中で、さまざまな要因によってコーティングが劣化してしまいます。

主な原因一覧:

  • 摩擦・衝撃:肌との擦れや物にぶつけることでメッキが薄くなる
  • 汗や皮脂:酸や塩分による腐食でメッキ層が侵食される
  • 湿気・水分:入浴や手洗い、雨などによって錆びや剥離が進行
  • 長期使用:年単位の使用で自然にコーティングが消耗する
  • 保管環境の悪化:通気性の悪い場所、高温多湿な場所で酸化が進行

特に夏場や運動時など、発汗が多いシーンでの着用はリスクが高まるため注意が必要です。

剥がれた金メッキの対処法【アレルギー対策も同時に考慮】

1. 専門業者による「再メッキ加工」を依頼

一番確実な方法は、ジュエリーリペア専門店で再メッキ処理(リプレーティング)を依頼することです。

  • 費用相場:ピアス・リングで2,000〜5,000円程度
  • 納期:3日〜2週間(業者により異なる)
  • 「ニッケルフリー」「アレルギー対応」メッキに対応している業者も増加中

修理の際は、元の素材を確認し、ニッケルや銅を含む場合は「金以外の素材への交換」も検討するのが望ましいです。

2. 市販のアレルギー対策用コーティング剤でセルフケア

短期的な応急処置として、透明なアレルギー対策コーティング剤を使って金属の露出をブロックする方法もあります。

例えば以下のような製品が人気です:

  • ノンニッケルコーティング
  • 皮膚科医監修の低刺激タイプ
  • ネイルのように塗るだけの簡単処理

▶ 楽天で金属アレルギー用コーティング剤を探す

3. 別素材への「買い替え」も選択肢に

頻繁にアレルギー症状が出る方は、サージカルステンレス、純チタン、樹脂、セラミックなどアレルゲンを含まない素材への買い替えを検討するのがベストです。

  • サージカルステンレス:医療用素材。金属アレルギー対応の定番
  • チタン:軽量かつアレルギーフリー。金属中でも反応性が極めて低い
  • 樹脂・セラミック:ピアスやイヤリングで人気。カラバリも豊富

▶ サージカルステンレス製アクセサリーを探す

金属アレルギーを防ぐ正しいお手入れ・保管方法

金メッキ製品を長く安全に使うには、適切なケアが不可欠です。

日常のお手入れポイント

  • 使用後は柔らかい布で汗・皮脂・化粧品を丁寧に拭く
  • アルコールや研磨剤の使用はNG(メッキを傷つけます)
  • 入浴・運動・睡眠時には必ず外す
  • 香水や整髪料を使った後に装着する

保管方法の工夫

  • 個別のポーチやアクセサリーケースに入れて金属同士が擦れないようにする
  • 湿気を避けるため乾燥剤を一緒に入れると効果的
  • 長期間使わない場合は、ラップで包んで保管すると酸化を防げます

まとめ:金メッキ剥がれの対処法とアレルギー対策をしっかり把握しよう

金メッキは美しい反面、コーティングが薄いため剥がれやすく、アレルギーリスクも高い素材です。特に金属アレルギー体質の方は、剥がれた後の対応を誤ると肌トラブルの原因になります。

以下のように対応しましょう:

  • 再メッキやコーティング剤で対処する
  • 症状が出る前に、アレルギー対応素材へ乗り換える
  • 正しいお手入れと保管で、劣化や症状のリスクを最小限に抑える

おしゃれも健康も両立できる時代です。自分の体質を正しく知り、適切なアクセサリー選びを心がけましょう。

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