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車内で灯油をこぼしてしまったときの対処法

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寒い季節に欠かせない灯油ですが、ポリタンクに入れて車で携行した際に漏れてしまったり、こぼれてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。ポリタンクのキャップの緩みや、キャップの経年劣化やネジ山の傷による漏れなど理由は様々です。

ポリタンクは18Lタンクを使用されている方がほとんどですが、満タンに入れることによって重心の位置が高くなってしまい、車の振動によって倒れることも多々あります。

基本的に灯油がこぼれてしまった場合、十分な拭き取りと換気が必要となりますが、ポリタンクが置かれる場所は座席シートやトランク、足元のフロアマット等、様々です。また灯油は揮発性の物質であるため、的確な処置が必要とされます。これらをふまえ、こぼれた場所や状況に合わせて対応しましょう。

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車に灯油をこぼしてしまったときは?

自動車のどの部分に灯油をこぼしてしまったのかによって対処法が異なります。また、材質(布なのかレザーなのか)によっても変わってきますので素材に合った対処を心掛けるようにしましょう。

すぐに拭き取る

まずはこぼした場所、素材に関わらずすぐに拭き取りましょう。吸水性の高いタオル等があれば効果的で新聞紙やキッチンペーパーでも代用ができます。ゴシゴシと擦るのではなく、こぼしてしまった箇所にタオル等をあてて、上から軽く叩いて吸着させるのがポイントです。

こぼれた場所がフロアマットであれば取り外し、家庭用の中和洗剤で洗浄した後、通気の良い場所で乾燥をさせると臭いも軽減されます。またアルコールには灯油を溶かす成分があるため、灯油を拭き取った後は消毒用のアルコールなどを吹きかけた上で再度タオルをあてて吸着させるのもいいでしょう。

ただしレザーシートの場合、アルコールを直接吹きかけると変色する恐れがありますので、ウエスや捨ててもいい布などをアルコールで濡らし、拭き取るのをオススメします。またアルコールは揮発性が高く、消毒用アルコールなどでも灯油より引火点が高いため、取扱いの際は周囲の火気に十分注意が必要です。

その他パーツクリーナーも洗浄力が高く、灯油の揮発を早めるので有効です。アルコール同様にパーツクリーナーをかけた後にタオル等で吸着させましょう。

灯油の臭い対策

灯油はそのまま放置してしまうと染み込んで行くため臭いの範囲も広がり、車内で揮発した灯油は他の部分にも臭いが吸着してしまうので、結果としてこぼした場所以外からも臭いが発生してしまいます。

消臭対策としては重曹などの粉末洗剤が有効で、こぼした場所に重曹を撒き粉末に臭いを吸収させ、20~30分後に掃除機や箒などで取り除くといいでしょう。重曹がなければ小麦粉やお茶がら、コーヒーの粉でも代用が可能です。

また車内に残った灯油の臭いを除去するために、車内の乾燥・換気も大切です。窓を全開にして車内に残っている臭いを除去するのが一番いいですが、真冬の降雪量が多い地域では難しい場合もあります。そのような時は車内の灯油の拭き取りを十分に行った上で、エアコンを外気導入に設定し、風量と温度を最大に設定して乾燥させるのがオススメです。

灯油の臭いは硫黄系に分類されており、ごくわずかでも嗅覚が反応してしまうため、乾燥させた後でも臭いが残る場合があります。適切な処置を施していれば臭いは徐々に消えていきますが、どうしても気になるという方は処置した後に消臭剤などを活用してみてもいいかもしれません。

灯油をこぼさないようにするためには?

車で灯油を運ぶシーンといえば寒い時期が多いですが、雪道など路面の状況によりどうしても車内が揺れてしまうということもあるのではないでしょうか。灯油をこぼさないようにするために、次のことも確認してみてください。

不安定な場所に置かない

何もないトランク内や座席シートの上等、倒れてしまう可能性がある箇所に注意しましょう。ポリタンクの専用トレーや固定バンド等でも対策が可能です。

灯油ポリタンクの期限確認

灯油ポリタンクは製造されてから約5年が使用期限の目安となります。(画像は2017年2月製造)もちろん5年経過したからといってすぐに使用できなくなるという訳ではありませんが、漏洩や安全面を考慮し、基本的には5年期限を過ぎたら交換をオススメします。

キャップの状態確認

しっかり閉まっているように見えても、経年劣化やネジ山の傷等が原因で漏れる場合があります。そのような場合はキャップの交換で改善する場合も多く、キャップ単体でホームセンターや100円均一でも販売しています。また応急処置としてポリタンク全体が入るビニール袋を用意し、給油後はビニール袋に入れて口を結んだ上で運搬するのもオススメです。

タイヤの確認

冬道はタイヤの性能によって安定感が変わってきます。きちんと消耗していない冬タイヤを装着するようにしましょう。何年も冬タイヤを買い換えていない場合は溝が減っている場合がありますので注意が必要です。

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まとめ

灯油がこぼれてしまった場合はできる限り拭き取ることで範囲を狭め、他の部分に染み込み臭いが吸着する前に臭いの元を除去しましょう。

またポリタンクを使用していく上で、汚れや灯油が付着してしまうことはどうしてもあります。灯油は微量でも強力な臭いが発生しますので、ポリタンクを置く場所に事前に汚れてもいい敷物やマットなどを敷いておいたり、ポリタンクやキャップの状態をこまめに確認するなど、普段から気を配り予防を心掛けるようにしましょう。

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