積雪地域にお住まいの方は庭先に大きな490Lの灯油ホームタンクがあるご家庭が多いかと思います。ずっと庭先にあるホームタンク、老朽化していませんか?
そこで今回は灯油ホームタンクの交換目安や交換方法などを詳しく説明していきたいと思います。
灯油ホームタンクの寿命
灯油ホームタンクの寿命は10年~20年ほどと言われています。どうして10年も差があるのか。それはメンテナンスをどれだけ行っているかによって差が開くからです。もし、ホームタンクの外側に錆が発生した居た場合、内側にも錆が発生しています。
錆が発生していると灯油内に不純物が混入してしまう恐れがあります。灯油の劣化によって灯油機器が故障するおそれがあります。他にも水抜きバルブが破損していたりゆるんでいたり、配管部分に油のにじみや漏れが発生する場合があります。
もちろんフィルターの交換やゲージの交換、ステレーナーカップの交換などパーツや部品の交換も可能です。こまめに灯油ホームタンクも定期的にメンテナンスしましょう。
灯油ホームタンクの交換時期
灯油ホームタンクの交換時期は専門の業者に確認する方が良いです。あからさまに灯油が漏れている、錆が酷い、ぐらついている等がある場合は即座に交換が必要ですが、そうでない場合は灯油の配送業者に相談しましょう。
灯油の配送業者は灯油ホームタンクの洗浄を行っています。文字通り、ホームタンク内の灯油をすべて抜き、タンク内を洗浄する作業です。このようなメンテナンスを行えばホームタンクの寿命も延びます。
ただ、そうは言っても目安は知りたいですよね。私たちが交換をオススメする主な目安としては
- 設置から20年以上経過している
- 手入れ(内部の洗浄等)を10年以上していない
- 灯油タンク、配管、接続部分が腐食している
- サビがひどく、塗装がボロボロ剥がれいる
- 灯油タンクにへこみや破損がある
上記に当てはまる場合はホームタンクの交換時期は専門の業者に確認することをオススメしています。
200L以上の灯油ホームタンクの設置には消防署に届け出が必要
200L以上、1000L未満の灯油ホームタンクを新設する際、消防法で「少量危険物貯蔵取扱所」と分類されているため、各自治体ごとにルールがあり、消防署への届け出が必要になる場合があります。
- 窓や壁からタンクへの距離
- タンクと給湯器の距離
- 防火壁の施工の必要性
など、安全に利用するために決められたルールがあります。
今回は交換をテーマにお話をしておりますが、二世帯になるため灯油のホームタンクを増設するなどの場合は事前に消防署や自治体の方に相談しましょう。
灯油ホームタンクの買い替え交換費用
灯油のホームタンクは490Lだと40,000~60,000円ほどで購入することが出来ます。また、入れ替えの場合ですと特別な作業は必要なく、人件費のみとなりますので相場として30,000円前後を見ておけば問題ないと思います。
合計で70,000円~90,000円前後になってくるのではないでしょうか。物価高の影響もあり、ホームタンクも年々値上げ傾向にあります。灯油ホームタンクの価格に関してはこちらを参考にしてください。
まとめ
灯油は積雪地域には欠かせない冬場の燃料です。積雪時期になりますと灯油ホームタンクの交換や買い替えを断られるケースが多くなります。安心して冬を越すためにも灯油ホームタンクのメンテナンスは欠かさず行いましょう。
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