タマリロとは?栄養・味・食べ方・栽培方法まで徹底解説【珍しい果物】

タマリロとは?栄養・味・食べ方・栽培方法まで徹底解説【珍しい果物】

更新日:2025年6月4日

タマリロとは?

タマリロ(Tamarillo)は、南米アンデス地方を原産とするナス科の果実で、見た目は赤やオレンジ色の卵型。別名「ツリートマト」とも呼ばれています。日本ではまだ知名度が低いものの、ニュージーランドなどでは広く栽培・流通しており、健康志向の人々を中心に人気が高まっています。

タマリロの特徴と栄養価

タマリロの最大の魅力は、その栄養価の高さです。以下のような成分が豊富に含まれています。

  • ビタミンC:抗酸化作用があり、免疫力を高める
  • カリウム:高血圧予防に役立つ
  • 食物繊維:整腸作用や血糖値のコントロール
  • アントシアニン:抗酸化作用により老化防止

低カロリーで脂肪も少ないため、ダイエット中のスナックとしても最適です。

どんな味?食べ方は?

タマリロの味はトマトに似ていますが、より濃厚で酸味が強く、果物というより野菜のような印象を持つ人もいます。

食べ方の例:

  • 半分に切ってスプーンですくって食べる
  • 皮をむいてサラダやピクルスに
  • スムージーやジュースに
  • ジャムやソースに加工して

タマリロの品種と歴史

タマリロにはいくつかの品種があり、果皮の色によって大きく以下に分類されます:

  • レッド・タマリロ:酸味が強く、料理向き
  • イエロー・タマリロ:甘みが強く、生食向き
  • オレンジ・タマリロ:酸味と甘みのバランスが良く、万能型

歴史的には、タマリロは古代インカ文明でも食されていたとされ、20世紀に入ってからニュージーランドで本格的に栽培が始まりました。現在ではニュージーランドが世界最大の生産国です。

栽培地と国内での流通

タマリロは温暖な気候を好み、日本国内では九州地方や沖縄などで少量ながら栽培されています。寒さに弱いため、本州以北での露地栽培は困難ですが、鉢植えや温室なら育てることが可能です。

市販での流通はまだ限定的ですが、高級スーパーや通販サイトで取り扱われることが増えてきました。

タマリロの購入方法

以下のような場所でタマリロを購入することができます:

  • 高級スーパー(成城石井、紀ノ国屋など)
  • 輸入食品専門店
  • Amazonや楽天市場などのオンラインショップ
  • 果物専門の通販サイト

価格は1個あたり300~600円程度で、季節や品種によって変動があります。

タマリロの栽培方法

自宅で育てることも可能なタマリロは、観賞用としても人気です。以下のポイントを押さえれば、家庭菜園でも栽培が楽しめます。

  • 日当たり:日光を好むため、日当たりの良い場所に設置
  • 土壌:水はけの良い肥沃な土
  • 水やり:土が乾いたらたっぷりと
  • 冬越し:5℃以下は避け、室内で管理

種からも育てられますが、苗からのほうが初心者にはおすすめです。

まとめ

タマリロは、日本ではまだ珍しい果物ですが、豊富な栄養価と独特の味わいで注目が集まっています。生食から加工、さらには栽培まで楽しめるタマリロは、健康志向の人や果物好きにはぴったりのフルーツです。

もし見かけたら、ぜひ一度試してみてください。

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